土鍋の焦げを落とすには? - 目止めと落とし方、予防のコツ
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表面を特殊加工した鍋と異なり、火加減次第で焦げつきができてしまうのが土鍋の性。
焦がしてしまうと、少し落ち込みますよね。
でも大丈夫。土鍋には、土鍋に合った落とし方があります。力任せにこするより、ひと手間かけてゆっくり浮かせる。長持ちの秘訣です。
知っておきたい、焦げの原因
土鍋の表面には無数の小さな穴があり、食材の成分が染み込みやすい構造となっています。
火加減が強いか、水分が足りないとこの部分が焦げついてしまいます。また、新しい土鍋の場合は目止めが不十分な場合もあります。

焦げの予防:目止め
目止めとは、未使用状態の土鍋やひび割れの予防と、匂い移りを少なくして、長く丈夫に保つために行うお手入れのことです。
目止めで穴を塞いでおくと焦げつきにくくなります。長くお使いいただくためにも、火にかける道具を初めてご使用いただく前には、目止めを行うことをおすすめします。
■手順
1. 米2合程度を洗って出るとぎ汁を鍋の8分目まで入れて沸騰させる。
2. 沸騰後は冷ましてから、水を捨ててきれいに洗い、しっかりと乾燥させる。
※米のとぎ汁の代わりに、片栗粉や小麦等を水で溶いたものも使えます。
焦げの落とし方:重曹で落とす(おすすめ)
重曹は、土鍋に最も優しい焦げ落としの方法です。
■手順
1. 土鍋に水を半量入れ、重曹を大さじ2〜3杯加える。
2. 弱火で10〜15分加熱し、焦げが浮いてくるのを待つ。
3. 火を止め、1時間以上そのまま置く。
4. 柔らかいスポンジや竹べらで優しくこする。(金属たわしはNGです)
5. しっかりすすいで、乾燥させる。
焦げの落とし方:お酢・クエン酸で落とす(重曹で落ちない場合)
重曹でうまく落ちない場合は、お酢・クエン酸も試してみましょう。
■手順
1. 土鍋に水を半量入れ、お酢(またはクエン酸)を大さじ2〜3杯加える。
2. 弱火で10分ほど加熱し、煮立てる。
3. 火を止め、30分程度そのまま置く。
4. 柔らかいスポンジや竹べらで優しくこする。(金属たわしはNGです)
5. しっかりすすいで、乾燥させる。
焦げを防ぐためにできること
■火加減を守りましょう
→強火でがんがん加熱すると、やはり焦げつきやすくなります。
鍋全体に熱を加える・保つイメージで、火加減の調整を。
■水分量を確認する
→炊飯の際は水の量を正確に測りましょう。煮込むものはたまに蓋を開け、水分が足りているか確認してください。
Q&A
Q. 金属たわしでこすってもいいですか?
A. 土鍋の表面に傷がつき、割れたり水漏れしたりする原因となるため、推奨していません。必ず柔らかいスポンジか竹べらを使ってください。アクリルたわしもおすすめです。
Q. 重曹もお酢も試しましたが、焦げが取れません。捨てるしかないでしょうか?
A. 焦げつきが深い場合、重曹やお酢を何度か繰り返すことで少しずつ落ちてきます。時間はかかりますが、焦らず試してみてください。

調子を見ながら、ケアをする。そのひと手間が、道具を長く使えるものに、そして味わい深く育ててくれます。自分だけの道具として、育てていただけるとうれしいです。